2021.05.11
猫は、痛みを隠す習性があるため、注意深く観察する必要があります。
特に注意したい痛み
①口内炎
猫の口内炎は、人と違って一部に炎症が現れるのではなく、広範囲に現れます。長期間痛みを伴うことが多いのが特徴です。流涎過多や痛みのために満足に食事をとることができなくなり、QOLを落とす病気です。
こんな症状が見られたら、口内炎を疑って
1.口臭がある
2.口の中が赤い
3.よだれ
4.あくびをしている最中に痛がる
5.食欲がなくなる
②変形性関節症
高齢猫(12歳以上)の60%~90%の猫でどこかの関節にX線検査上の変化がみられます。変形性関節症の主な症状は
1.高くジャンプできない、したがらない
2.トイレの縁をまたげない
3.隠れる
4.毛づくろいをしなくなった
5.爪とぎをしなくなった
6.飼い主や同居ペットとのかかわりを嫌うようになった
また、猫がご飯を食べなくなったら・・・
猫が絶食をすると、糖尿病もしくは、肝リピドーシス(脂肪肝)になっているケースがほとんどです。
気まぐれだから食べないなどと放置せずに、猫が食べなくなったら一度、動物病院で検査することをお勧めします。
ペット栄養管理士 東谷みのり