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ペットフードの保存方法

2021.05.11

ペットフードの保存方法

ペットフードは種類によって保存方法や保存期間が異なります。保存状態が悪いと犬猫の健康に影響することもあるため、正しい保存方法を守りましょう。またフードを与える時に使用する食器の衛生面にも気を配るようにしましょう。フードの残りかすや水分は、微生物の格好の繁殖場所となります。使い終わったら食器はきれいに洗い、乾燥させて清潔な場所で保管しましょう。食器の跡片付けや、食べ残しの片づけが済んだら、最後に石鹸で手を洗い、飼い主にとっても衛生的な環境を保つように心がけましょう。

◆ドライフード、ソフトドライフード 使用期限の目安:開封後1ヶ月

袋をしっかり閉じて、直射日光が当たらない場所で温度・湿度が低い場所で保存しましょう。

冷蔵庫で保存すると、出し入れの際に結露を生じ、カビ等の発生の原因になることがあるので常温で保存することをお勧めします。開封後はなるべく早く使い切れるように犬や猫の大きさにあったサイズの製品を選びましょう。犬も猫も開封して長く時間が経過したものは、風味が落ちているので食べなくなります。人も同じですよね。経済的ではありませんが、なるべく小分けになったものを選ぶと良いでしょう。ドライフードは、比較的長時間保存できる利点はありますが、食器に出した後は、時間とともに香りや食感が失われます。また犬や猫の唾液がついたまま放置すると有害な微生物が発生する可能性があるため、食べ残しは放置せずにすみやかに片付けるように心がけましょう。

◆セミモイストフード 使用期限の目安:開封後2週間程度

袋をしっかり閉じて冷蔵庫で保存しましょう。

使う分だけを冷蔵庫から取り出して与えましょう。密閉できる袋や容器に入れて冷蔵保存するのも有効です。

◆ウェットフード 使用期限の目安:開封後1日

開封したらすぐに与えましょう。

未開封の缶詰やレトルトフードは、直射日光が当たらない温度変化の少ない場所で保存しましょう。未開封であれば、長期間保存できる利点があります。開封後に余った場合は、別の容器に移し替えて冷蔵庫で保存し、その日のうちに使い切りましょう。1日以上保存する場合は、冷凍保存して、与える際に解凍も可能ですが、風味や食感が損なわれる場合があります。また、食器に出した後の酸化、腐敗、有害微生物等の品質の変化がドライフードに比べて早いため、20分程度を目安に片付けましょう。

ペット栄養管理士 東谷みのり

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